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N鬼夜行
新潟妖怪事典
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疳積(かんしゃく) の虫
【解説】
額にあるたくさんの筋をピクピクさせている虫。大酒をを好み、すりばちやすりこぎ、皿鉢などを打ち割って食べる。
その昔、気侭(きまま) の国気随(きずい) 村にこの虫が大量発生した。そのときは悠々(ゆうゆう) 寺の閑々(くわんくわん) 和尚が囲炉裏で沸かしたぬるま湯をこの虫にかけて気長に加持をすると、この虫は成仏した。
この虫に憑かれると身を滅ぼす。この虫は気侭、気随な行いをするものに惹かれるため、これらのことは慎むべきである。
【補足】
乳児の異常行動(小児神経症)を虫のしわざにして「癇(疳)の虫」ということがある。それをもじって癇癪持ちの性格を虫として表したのだろう。
【掲載資料】
【参考資料】
【コメント】
虫……なんですかね。米かなんかじゃないんでしょうか。こんな手足が生えてるのが体の中にいたら嫌なので、 体内に巣くうタイプの虫の妖怪じゃなくてよかったとは思います。
【履歴】
2017年10月23日:Twitterでの紹介
2019年4月17日:N鬼夜行での紹介
【解説】
額にあるたくさんの筋をピクピクさせている虫。大酒をを好み、すりばちやすりこぎ、皿鉢などを打ち割って食べる。
その昔、気侭 の国気随 村にこの虫が大量発生した。そのときは悠々 寺の閑々 和尚が囲炉裏で沸かしたぬるま湯をこの虫にかけて気長に加持をすると、この虫は成仏した。
この虫に憑かれると身を滅ぼす。この虫は気侭、気随な行いをするものに惹かれるため、これらのことは慎むべきである。