重い奇獣

重い奇獣

【解説】

 痩せている見た目からは考えられないほど重い奇妙な獣。江戸時代の土州(高知県)に出たと考えられている。腹や手足の内側、喉のあたりには毛が生えていない。

 体長約29cm(九寸六分)、重さ約2.3kg(六百二十匁)。

【補足】

 同じ獣の情報が『奇獣考[1]』にも記されており、こちらには「土州の奇獣ハ犬神の内サイトウと云 是をつかふをサイトウ遣いと云」と説明されているため この奇獣の名はサイトウであると考えられる。この記述は柳田国男の『巫女考[2]』にもある。 しかしイラストの参考にした『土州奇獣之図并説』では「奇獣」とのみ書かれているので項目名は「サイトウ」ではなく「重い奇獣」にした。

【掲載資料】

  • 『土州奇獣之図并説』

【参考資料】

【コメント】

 サーバルキャットとかジェレヌクとか言われてますが、何なんでしょうか。

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【履歴】

2018年7月15日:Twitterでの紹介

2019年4月17日:N鬼夜行での紹介