目の手

目の手

【解説】

 左上の両手に目がある妖怪。

 野原をさまよう盲目だが両手に目がある妖怪。めくらだと思ってバカにすると目玉を吸い取られる。

【補足】

 「手の目[1]」の別名らしいが名称が逆さになっている。また「手の目」が人の目玉を吸い取るという話は知られていない。

 後の『日本の妖怪大百科[2]』での「目の手」の解説には子供たちが目玉を吸い取られてしまう話があり、さらに、この本では実は「目の手」はすばらしい視力を持った妖怪だとも説明されている。 また、この本では妖怪の操る"気"の強さを「気圧」、日本にどの程度の割合で分布しているのかのパーセンテージを「生息数」としてあらわしている。「目の手」は気圧が60気圧、生息数が40%である。

【掲載資料】

  • 『お化けの図鑑 妖怪がとび出す』

【参考資料】

  • [主]『お化けの図鑑 妖怪がとび出す』佐藤有文/KKベストセラーズ/1978年
  • [1]手の目 - Wikipedia(外部リンク)
  • [2]『日本の妖怪大百科』竹中清・妖怪探検隊(構成)/勁文社/1985年

【コメント】

 なんで名前変えたんだろう……。

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【履歴】

2018年9月14日:Twitterでの紹介

2019年4月17日:N鬼夜行での紹介