番の妖獣
【補足】
水木しげるによる挿絵の元になったのは『Japanisches Gespensterbuch』に収録されている歌川国芳のものだという絵で、この本ではポスターガイストとして紹介されている[1][2][3]。
最近の書籍では「一軒家の妖獣」と呼ばれている[4]。
【掲載資料】
- 『図説 日本妖怪大鑑』など
【参考資料】
- [主]『図説 日本妖怪大鑑』水木しげる(著)/講談社+α文庫/2007年
- [1]『Japanisches Gespensterbuch』Oscar and Cäcilie Graf-Pfaff/Union Deutsche Verlagesellschaft/1925年
- [2]『水木絵のモトエ 世界一周編』御田鋤;(著)/うしみつのかね/2018年
- [3] BUILD Site - オスカー・グラーフ ツェツィーリエ・グラーフ・プファ編著『日本の妖怪』シュトゥットガルト、1925年 (2) 翻訳(外部リンク)
- [4]『決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様』水木しげる/講談社文庫/2014年
【コメント】
水木しげるが描いているので知名度はありそうですが話題にのぼりにくい微妙な妖怪だと思います。
【履歴】
2020年4月19日:Twitterでの紹介
2021年3月2日:N鬼夜行での紹介
【解説】
人のような顔をした毛むくじゃらの獣のような妖怪。
ある家では住人の夫婦が寝静まった後に、この妖獣が二匹、必ず梁を伝ってやって来て、下に寝ている人間には関心を示さずに互いの逢瀬を楽しんでいるようだった。夫婦は家をとびだし翌日には引っ越しをしたため、 番の妖獣がこのあとどうなったのかは不明である。