うわ口
【補足】
『百鬼夜行絵巻[1]』という別の絵巻には「いが坊」という、「うわ口」によく似た妖怪が載っている。「いが坊」は顎が栗のイガのようになっている。
【掲載資料】
- 『百物語化絵絵巻』
【参考資料】
- [主]『今昔妖怪大鑑 湯本豪一コレクション YOKAI MUSEUM』湯本豪一(著)/パイ インターナショナル/2013年
- [1]『妖怪図巻』京極夏彦,多田克己(編)/国書刊行会/2000年 など
【コメント】
いが坊は下を向いているのに対してうわ口は上を向いています。上を向いているからうわ口なんでしょうね。
うわ口のすぐ隣には下口という妖怪もいて、これまた似た妖怪が『百鬼夜行絵巻』では青女房という名前で描かれています。
【履歴】
2017年9月14日:Twitterでの紹介
2019年4月17日:N鬼夜行での紹介
【解説】
ピンク色で変な顔の妖怪。