わいわい天王

わいわい天王

【解説】

 束帯姿の妖怪。多くの化物と酒宴を開く。

【補足】

 「わいわい天王」とは江戸時代の願人坊主(大道芸人のような神道者)の一種である。色あせた紋付羽織に破れ袴、剥げ鞘の大小を差し、 猿田彦や天狗の面をかぶって「わいわい天王囃すがお好き」と叫びながら牛頭天皇の赤い紙札を撒き金銭を乞うていた。

【掲載資料】

  • 『ばけものがたり』

【参考資料】

  • [主]『近世子どもの絵本集 江戸編』 鈴木重三,木村八重子(編)/岩波書店/1985年

【コメント】

 「わいわい天王」の周りにいる妖怪たちは皆それぞれ違う特徴を持っていて、にぎやかでいいですね。

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【履歴】

2018年7月18日:Twitterでの紹介

2019年4月17日:N鬼夜行での紹介