岡目八もく
【補足】
『今昔百鬼拾遺』の妖怪「目々連[1]」から影響を受けた物だと思われる。
「岡(傍)目八目」とは、他人の打つ碁は打つ本人よりも八手先まで手が読めてしまうことから転じて「第三者は物事を客観的に良く判断できる」という意味の言葉。
【掲載資料】
- 『怪談摸摸夢字彙』
【参考資料】
【コメント】
勝負に熱中していると分かりやすい最善の手に気が付かないことはありますが、そこに助言をするのは野暮なのですよね。我慢してこの妖怪が出ているのは良いことなのでしょう。
【履歴】
2017年10月29日:Twitterでの紹介
2019年4月17日:N鬼夜行での紹介
【解説】
障子に八組の目が現れる妖怪。
碁の対局を目を白黒させながら見て、ああ横から助言がしたいしたいという気持ちの塊である。