具乱怒物乃怪

具乱怒物乃怪(ぐらんどもののけ)

【解説】

 様々な物の怪が一体になった怪物で、体長は10メートルにもなる。 その大きな体に似合わず動きは敏捷で、突然現れては家畜をさらって一口で食べてしまう。

 普段は人前に姿を現さずに東北のある地域の山奥にある住処でおとなしくしていて、この地域の人たちには山の神として崇められている。

【補足】

 名前をつけたのは安土桃山時代の後期にこの地方を訪れたイギリス人の宣教師らしい。

【掲載資料】

  • 『迫り来る! 霊界魔界大百科』

【参考資料】

【コメント】

 なんと大量の妖怪が合体した合体妖怪です。動物が合体した姿をしている妖怪には「鵺[1]」や「寿」などがいますが、 妖怪が合体してできた妖怪は珍しいと言えるでしょう。

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【履歴】

2017年11月3日:Twitterでの紹介

2019年4月17日:N鬼夜行での紹介