右 も 左 も
【補足】
一般的には妖怪「どうもこうも」といえば、体色は左右とも緑に近い色である[1][2]。
【掲載資料】
- 『化物絵巻』
【参考資料】
- [主]『立体妖怪図鑑 モノノケハイ』兵庫県立歴史博物館(編)/KADOKAWA/2016年:絵巻は一部のみ
- [副] 国立歴史民俗博物館館蔵資料データベース(外部リンク):絵巻の全体図を見られるが非常に画質が悪い
- [1]どうもこうも - Wikipedia(外部リンク)
- [2]日文研 絵巻物データベース:化物尽絵巻(外部リンク)
- [3]まんが日本昔ばなし〜データベース〜 - どうもこうも(外部リンク)
【コメント】
どうもこうもは絵巻に描かれた解説の無い妖怪なのですが、ある昔話が元ネタになっているという説があります[2]。要約すると 「どうも」と「こうも」という腕利きの二人の医者が力比べでお互いの首を切って治そうとしたら、二人とも死んでしまったという話です[3]。
しかし「右も左も」を見ると、あっちをみたりこっちを見たりする意味の「左見右見(とみこうみ)」という言葉が元ネタなのではないかとも考えられます。
【履歴】
2017年9月21日:Twitterでの紹介
2019年4月17日:N鬼夜行での紹介
【解説】
二人の人物がシャム双生児のように結合している妖怪。右半身は真っ赤、左半身は真っ青になっている。